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東京人2月号

 ごく自然に(金)とか書いておりますが実際は15日の日曜朝、本来ならば成人の日であるはずのこの日に、僕はいまだ成人にもなりきれておらず、宿題を日曜日に溜めてしまったのであります。
 今、書店に並んでいる「東京人」の2月号を古書店にて300円で手に入れました。先週のことなんですがね、どうして発売から1週間くらいしか経っていないのにこんな新刊雑誌が並ぶのか、それがいつものことなのでちょっと疑ってしまったりするんです、その古書店を。こちらは定価の3分の1で手に入れられるのが嬉しいだけなんですが。
 メインの特集は「東京っ子、夏目漱石」。「ふ?ん」とページをめくっていた手が「漱石は今でも読まれているのか?」というページで止まりました。

 「夏目漱石といえば『こころ』なのだそうだ。それも、他に大きく差をつけられて読まれている」。

 うん、そうだそうだ、だからみんな学校教育の中で漱石が嫌いになるんだ、と肯いてしまいました。しかし、岩波書店が昨年とった「私の好きな岩波文庫100選」というアンケートで見事、一位に輝いたのはやっぱり「こころ」だったそうなんですね。
 だいたいが、忌み嫌うべき存在でしかない国語の教科書に「こころ」を載せるなんて、僕に対して「鰯のつみれと、生のにんじんを一緒に食いながら牛乳を飲め」、と言っているようなもの。また、国語の教科書に収められた「こころ」は前半と後日談みたいな部分を抄録にしちゃって、クライマックスのところだけ載せちゃっているものだから、何がなんだかわからないようなものに切り刻まれちゃっているんですね。生板本番ショーを楽しく見ていて、いきなりステージ上に乗せられて行為に及ぶことができるのかよ、と当時高校生の僕は思ったものでした。
 筆者の方が危惧されているような事態は、間違いないく起こっているわけでありまして、「『こころ』から始まり、『こころ』に終わらない漱石体験へ向かってくれると、信じたいのである」という哀願的なものじゃ生温すぎ、まずは「こころ」に変えて「坊っちゃん」でも「吾輩は猫である」でも何でもいいので教科書会社に捻じ込む力をそれぞれが蓄えること、それが一番なのではないでしょうか。あ、教科書会社を牛耳る連中の頭の中からどうにかしないといけないのか……。
 長くなってしまいました、僕がこの「東京人」を買ったのは後半の「寄席色物の世界」という小特集のため。太神楽、紙切り、ボーイズなどなど、今の寄席を支える色物芸人さんたちに光を充てた好特集であります。
 昨日取り上げた「寄席はるあき」に収録されていなかった金子桂三さんの古いお写真もあり、なかなか読み応えがあります。1961(昭和36)年分の、人形町末広のネタ帳を映した写真を見て、どちらかの奇特な版元さんに、戦後だけでもいいので寄席のネタ帳の記録を網羅したデータベースなどを出していただきたく……って書いていて思い出しました。あれって数年分しか残っていないという話も聞きましたが本当なのでしょうか。もったいないと思うんですけれどね……。寄席の皆さんにとってみれば場所を取る廃棄物でしかないのかもしれませんが。
 噺家さんたちの晴れ舞台と見られがちな寄席の演芸番組を、縁の下で支えている、場合によっては噺家さんたちさえ食ってしまうような色物芸人さんたちの心意気のようなものを拝見できたように思え、漱石特集でちょっと荒んだ心を宥めてくれたのであります。
 この「小特集」にも取り上げられているローカル岡師が今年に入ってから寄席の出演を休まれており、いろいろと師の健康問題が噂されているところではありますが、「また寄席の舞台で師の呟きを聞かないと明日も明けない!」という僕のような人間は、ただただ師のご健勝をお祈りするばかりであります。
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  1. 2006/01/13(金) 00:00:00|
  2. 2006
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