FC2ブログ

ヤリマクリ.com

ヤリマクりな日々の僕

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

江古田

 先週のお話になるんですけれども、当日の2日前になりましてとある知人より、急用が起こった自分に代わって落語を見に行ってくれないかとの話をいただきまして、よし、代打だろうが何だろうがめっきり薄くなってしまった血中の演芸濃度を上げられるんだったらってんで、行って参りました。会場は江古田の日本大学芸術学部の中講堂、タイトルは「日芸☆芸能塾 vol.1落語篇」であります。

 春風亭一之輔       鮑のし
 三遊亭白鳥        アジアそば
 立川志らく        洒落小町
 高田文夫&伊藤清     対談
 <仲入り>
 柳家さん生        親子酒
 林家正雀         男の花道
 大喜利

 日本大学の芸術学部が始めた「芸能塾」なる公演の、記念すべき第一回目を落語が飾るという企画だそうで、出演者は全員が日大のOB、しかも文理学部卒の正雀師を除いて全員が芸術学部の卒業生ということで、一之輔さんや白鳥さんはマクラで江古田周辺にまつわる思い出話でドカンドカンと笑いを取っておりました。300人弱と思われるお客さんの半分くらいが日芸の関係者だったのでしょうか。

 昨年、二ツ目に昇進された一之輔さんは今でも江古田の風呂なしアパートで暮らしており、大学のシャワー室を利用している、お金がないなんていう話から「鮑のし」へ。プロフィールを読むと僕よりも年下なんですね、頑張っていただきたいものです。

 のっけから何を喋っても客席を大爆笑状態にさせた白鳥さんはさすがでありました。貧乏ならばオレのほうが負けないとばかりに、伝説の池袋時代の暮らしぶりを紹介、「何の落語にしようかね……」と二度ほど逡巡して「アジアそば」に入り、きっちりと最後までお客さんを惹きつけておりました。

 そんな白鳥さんの自作落語のサゲについて、「本編はアレで、サゲだけ古典にしやがって」とグチったのが志らくさん。なるほど、お二人は同じ歳なんですね。入門、真打昇進は志らくさんの方が先のようですが、やはり同級生意識というのがあるのでしょうか。あれだけワンワンと笑いを取られて掻き回されると、「白鳥の後だけは出たくはない」と仰られるお気持ちも分かるような気もいたします。

 「前半はホントに酷い落語ばっかりでしたけれど、後半は本寸法ですから」と今回の公演のプロデューサーである高田文夫さん。「笑点」などの舞台美術でお馴染みでこれもまた日芸OBの伊藤清さんと10分ほど日芸の落語研究会やら八代目正蔵(彦六)師のお話をされた後で仲入り。

 日芸でもちょっと違うタイプに思われたのはさん生師です。場の空気をピシッと締め、酔っ払い百態のようなマクラから「親子酒」。持ち時間の半分以上がマクラだったように思えますが、これはこれでサラッとしていて心地良かったように思えます。

 トリは話にも出た八代目正蔵の最後のお弟子さんである正雀師。歌舞伎のお話を多少振った後に、「大阪から江戸へ下った途中の金谷の宿で、中村右太衛門が眼を患いまして……」と講談調の「男の花道」へ入られたときにはちょっとゾクッとしてしまいました。「これが『男の花道か』」、僕は聞いたことがなかったんですね。歌舞伎史に残る名優と市井に生きる眼医者との交誼とでも言うんですかね、右太衛門さんが眼医者を助けるために満座の客席に向かって口上を述べるところなんかは涙なくしては見られない……いや、実際に泣いたわけではないのですが、噺の芯のようなものが貫かれている場面と感じましたが、いかがでしょう。

 一旦幕が閉まり、5人の演者と高田さんで大喜利。「実は今日、座布団運びがいまして……どうやって調べたかはわからないんですけれど、最近私が出没するところへよく現れるんです……どうぞ!」と言われて出てきたのは、なんとローカル岡師。「家が近いから来たんだぁ?」とお馴染みの茨城弁で小咄をひとつ披露した岡さんに爆笑したのは、僕を含めて客席の一割ほど、あらら、高田さんの言うとおり「還暦近くでブレイクしても、まだそんなに認知度はないんだから!」ということなんでしょう。スゴスゴと岡さんは舞台の上から去り、最後まで座布団を運んでくることはありませんでした。

 ハネた後にはどっと疲れが出て、風が一層寒くなった江古田の街をトボトボと歩きながらも、やはり演芸濃度は一定に保たなきゃ良くないと帰途へとついた僕でした。

 そんな日芸のOBだと判明したガレッジセール・ゴリが出演する月曜日、見たんですけれどもね、ここらで今日は締めておきましょう。つづきはまた明日。
スポンサーサイト
  1. 2005/11/21(月) 00:00:00|
  2. 2005

プロフィール

僕

Author:僕
ファンレターはこちら

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。