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ヤリマクりな日々の僕

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汚れた土地

 あら、大切なことを記し忘れておりました。

 水曜恒例、ちばテレビの「浅草お茶の間寄席」、ようやく落語協会へバトンが渡されました。長かった……実に6回ぶりですか。番組は古今亭菊之丞師「酢豆腐」、林家時蔵師「しわいや」、桂文生師「金明竹」の3本、落語協会へ戻ってきてもこのバラバラな構成、さすがと言えます。誰がトリのときの番組か……と「9月放映」のテロップを手がかりに探してみました。時蔵師匠が数ヶ月ぶりに浅草へ登場されたのが9月下席……なるほど、夜の部は文生師がトリですか。菊之丞師が番組表には載っておりませんが、代演だったのでしょうか……9月の下席を録ってすぐに放映って、ちばテレビも綱渡りをしているのだと妙な感心をしてしまいました。

 「いいとも」はPUFFY、石黒彩のお三方がゲスト、木曜日もつつがなく終わりました。今日も新たなオープニングコーナーが始まっておりました、よく見ておりませんでしたが。木曜日は長寿コーナーに恵まれない星に生まれてしまったのでしょうか。さまぁ?ずとトレードでやってきたココリコのおふたりに、まったく違和感を感じなくなったことも記しておきましょう。

 古本屋に行ってきたんですね。いや、行くのはよく行くわけで、久しぶりに訪れた店ということなんですが、数冊の本を眺めて、手に取った一冊をレジに持っていって話しかけてみたんですね、店主に。

 「いやはや、こちらのお店は翁の本をいつも多く取り揃えていらっしゃいますわね」
 「そうですかね……まぁ、珍しいかもしれませんね」
 「つい、もっと買いたくなってしまうのですが、なかなかなお値段で……」

 神保町の古書店ではガラスケースの中で20,000円くらいの値段を付けて飾られている翁の本が、このお店では18,000円くらいで並んでいたんですけれども、もちろんそこにまで手を出すほど、まだ病も重くない僕だとその際には感じたんですね。

 「……じゃぁ、この本だけお願いします」、僕は一冊のムック本をレジに差し出しました。その本だって24年前には780円だったものがここでは3,500円になっているような、高慢チキな本なわけです。

 「はい、ええと……お釣り、お釣りと……あ、そうだ。あなた、『汚れた土地』はお持ちですか?」

 店主はいきなり昭和40年、1965年に講談社から刊行されたの翁の2作目の小説の名を持ち出しました。持っていない僕は顔を横に振ります。

 「一応あるんですけれど……ちょっと汚れていましてね」

 ガサゴソと奥の棚から店主が取り出したのは、まぎれもなく函入りの「汚れた土地」だったのです。「3,500円も出したんだから、もしかしたらプレゼントでくれるんじゃないか」と淡い期待を抱いた僕に、店主は冷や水をぶっかけるような言葉を発しました。

 「15,000円で店に出そうと思うんですが、あなたにだったらちょっとだけお安くしても……」

 ゴクリ……と僕が唾を飲み込む音が、狭い店内に響き渡ったに違いありません、店主は無愛想な顔をちょっとだけ崩してこちらを凝視しています。その、こちらの心を見透かしたような視線にやられてはいけない、僕は咄嗟に「い、いやぁ……実に欲しい。実に欲しいのですが……ううむ……ちょっと、持ち合わせが……」と、レジ脇に3,500円ちょうどを置いてムック本を引っ手繰り、店外へと逃げ去りました。

 危うく、古書の暗い闇の世界へと足を引きずりこまれるところでした。あそこで本を買い求めたが最後、僕は翁関連の書籍をすべて取り揃えなければ気が済まなくなる、一生の病にかかってしまっていたに違いありません。今でも充分、その気があることは確かであるのですが……。と、まったく妙なところで今日はおしまい。
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  1. 2005/11/17(木) 00:00:00|
  2. 2005

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